この記事では実際に新卒でITエンジニアとしてメガベンチャーに内定をもらった私が実際にどのような過程で内定をもらうことができたのかを順を追って説明していきます。そのため、回り道をせずに効率良くメガベンチャー内定に向けて進む方法がお伝えできると思います!
メガベンチャーの定義としてメルカリ、LINE、DeNA、サイバーエージェント、Yahoo、freeeなど名が知れているIT企業をさします。
私は大学3年生の春休みからメガベンチャーへのITエンジニア就職を視野に本格的に就活を開始したのでそこから私がしたことを時系列に記載していきます。
新卒メガベンチャーへのエンジニア就職の一例として参考にいただけたらなと思います。
この記事を書いている人
- 理工学部だが情報系ではない(プログラミングをほぼ授業で学ばない)
- 大学1年生夏からプログラミングの独学開始
- 大学1年生の夏から1年半フロントエンドエンジニアとして長期インターン経験あり
ロードマップ
ITエンジニアを目指すことを決意する
大学3年生の春にWeb系のバックエンドエンジニア就職を目指すことを決意しました。
理由は、過去の経験からデザインよりも仕組みを作ることの方が楽しめると思ったからです。
大学1年時に1年半程度Web制作/デザインを長期インターン生として担当していたのですが、私はデザインが嫌いでセンスも皆無でした。デザインに関するスキルアップを全然することができず、今になったら結構時間を浪費してしまったと感じています。
大学生の内は色々な分野のエンジニアを経験することで、自分がどの種類のエンジニアとして活躍したいかを見極められるのがオススメです。
ITエンジニアは基本的に専門性で戦う職種なのでいかに早くどの方向に尖るかを決められるのは大きいと思います。
1週間でDjango×ReactでTwitterのデモアプリケーションを作る
過去に新卒エンジニア就活をした人によると実務経験が一番強いという話を聞き、私は実務経験を積むためにもポートフォリオとしてWebアプリケーションを作ってから長期インターンに応募しようと思いました。
Webアプリケーションを作るといっても当時はバックエンド開発の経験が無く、どのようにWebアプリケーションが動いているかが全く分からない状態だったので上記のYoutube動画を参考にして約1週間でDjango×ReactでTwitterのデモアプリケーションを作りました。
本動画でフロントエンドとバックエンドがどのようにやり取りをするかを簡単に学ぶことができました。かなり駆け足で進めたので理解度は20%くらいな気がします。じゃあ何も見ないで書いてみてと言われても手も足も出ない状態です。
途中までは動画を止めてコードを写経して、また再生して、、を繰り返していたのですが、タイプミスなどによるエラーを直すのも面倒くさくなり、途中からコードのコピペになってきました(笑)
とりあえず、こんな感じでWebアプリケーションが作られるのだなという雰囲気をつかめればいいかなと思ったので、早く終わらせて、挫折しないことを優先しました。
私がエンジニア兼YoutuberのKentaさんが、「大まかな流れを理解したらすぐ自作のポートフォリオ作りに進んだ方が良い。分からなくなったらチュートリアルに戻って確認するというやり方が無駄がなくて効率が良い」というアドバイスをしていたので、そのようにしました。
ITに関する基礎知識の学習
Webアプリケーションは最終的にAWSのサーバー上にデプロイして一般ユーザーに使ってもらいたいと考えていました。
理由は2つで、1つ目は実際に自分が作ったWebアプリケーションを使ってもらう経験がしたかったのと2つ目は、デプロイをした方が評価が高くなるからです。
そのためにクラウドに関する知識必要だったので以下のUdemyで2点を購入しました。
上の2点ではAWSの基礎知識をつけることができます。
AWSの各サービスを例に挙げつつネットワークやデータベースについても解説してくれるので汎用性のある知識が身に付きます。
ネットワークやデータベースについてはインターン・本選考でも聞かれるので必須の知識になります。
今後の選考にてITの基礎知識が問われることもあると聞いたのでこのタイミングで以下の書籍を購入し勉強しました。ITの基礎知識はエンジニアとして持っておくべき今後の必須科目なので早いうちに勉強することをお勧めします。当時の私は情報系学科ではなかったため、学ぶ機会が無く、IT基礎知識が欠けていました。
Webアプリケーション「Circle Finder」を自作
ポートフォリオとして自作のWebアプリケーションである「Circle Finder」を作りました。
現状、慶應のテニサーが多すぎて新入生が上手くサークルを選べなかったり、サークル側も新歓が大変だったりするので、その手助けになるWebプラットフォームを作れたらいいなと思って作りました。
使用技術:Python(Django),JS(jQuery),AWS, Postgres
下の動画でどんなのを作ったかが見れます。
今思えば技術的には大したことないものですが、選考では、企業からWebアプリケーションを自分の力で作り切ってリリースした自走力や開発中の困難をどう乗り越えたかのエピソードが評価されたと思います。
Wantedly経由で長期インターンに参加
エンジニア就活は「どんな実務経験を積んだか?」が重視されると聞いたので、Wantedlyで長期インターンできるところを探しました。
Wantedlyのプロフィールを充実させてから、バックエンドエンジニアとして長期インターンをさせてくれそうな企業に応募しまくりました。
プロフィールを充実させた事で反応は結構良好で多くの企業と面談をさせていただくことができました。(リクルート等の企業からも夏インターン参加のプレミアムスカウトを頂けました。)
結果的に、フルリモートで働ける企業にバックエンドエンジニアとして働くことにしました。
ここでは半年間働きましたが結果的には後の本選考の面接で話すネタを色々作ることができた上、スキルも大いに向上させることができました。
この経験から就活においてだけでなくエンジニアとして成長するのに実務経験に勝るものはないと感じました。ですので、大学生の皆さんにはあらゆる興味のある企業でインターンするのをオススメします。
インターン経験を積む→経験・スキルを得る→他企業のインターン参加しやすくなる→インターン経験積む
のような好循環が生み出せると思います。
コード試験対策
最近の新卒就活では選考の1プロセスとしてコード試験が一般的になってきていますインターン選考や本選考を突破するにはコード試験に合格しなければなりません。
私がコード試験対策として使ったのは、PaizaとAtCoderです。
Paizaは最初の方はやっていたのですが、AtCoderの方が1問あたりに書くコード量が実際の選考に近いと感じたためAtCoderを基本的に行っていました。他にも海外サービスの「LeetCode」が有名です。
気になる企業の夏インターンシップにエントリー
夏休み前の期間は多くの有名企業/優良企業が夏インターンシップの参加者を募集しています。
夏インターンシップに参加することで本選考で優遇を受けられることもあるので、この機会を逃すのはもったいないです。
夏インターンシップの情報収集方法
夏インターンシップの情報は有志で運営されている通称「魔法のスプレッドシート」に更新されるのでそれを参考にするのがオススメです。私はこちらを実際に参考にしていました。
気になる企業を探す/繋がるには「サポーターズ」の利用をオススメします。私は実際にこのサービスきっかけでメガベンチャー含むいくつかの企業とつながり、本選考優遇を受けることができました。
夏インターンシップ選考の結果
私は多くの気になる会社にエントリーし、最終的にLINE社のインターンシップに参加しました。
多くの選考に落ちてしまいましたが、夏休み期間ということもあり結局参加できるのは、基本的に1つなので1つ合格できれば良いという心持ちで選考に落ちてもめげることなく続けていくのが大事だと思います。
本選考にエントリー
Web系エンジニアの本選考は大学3年生の秋頃など他の企業に比べて早い時期に行われることが多いです。特に夏インターンシップなどに参加した場合だと、優遇で早くに本選考招待される場合が多いです。
これまでの独学やインターンシップで学んできたことをまとめてから選考に臨みましょう。
このように開発経験だけでなく、チームとして上手くやっていけそうな人かは重視されます。
まとめ
今回は私が実際にWeb系エンジニアとして新卒で内定をもらうまでに行ってきたことをまとめました。
まとめると
- ITエンジニアを目指すことを決意(できればどの分野のエンジニアか決める)
- ポートフォリオ制作のための基礎知識をつける
- ポートフォリオを自作する
- 長期インターンシップ&夏インターンシップに参加
- 本選考
ここまで就活をやり切るのは大変なこともあると思いますが、この流れを沿っていけばいくつかのWeb/IT系企業からエンジニアとしての内定をもらえるのではないかと思います。
それでは皆さんの就活成功を祈ってます。
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