アルケミストは
世界で最も読まれた本ベスト5に入る
超超ベストセラーです。
あらすじ
ごく平凡な羊飼いの少年がある日
夢の中でお告げを聞く。
そのお告げは
「ピラミッドに財宝が埋まっている」
というものだ。
そのお告げを叶えるために
羊飼いはそれまで飼っていた羊を
全て売り払い旅に出る。
その道中で少年は
様々な困難や出会いを重ねながら
成長を続け、
最後には財宝を見つけるという物語だ。
アルケミストから学べる人生論
この本から学べることは
たくさんありました。
小説なのでかなりファンタジーですが
それでも現実世界に通ずる学びが
たくさんありました。
今後の人生において役に立つであろう思考を挙げていきます。
スキル・経験は自分の中に一生宿る
少年は旅の道中で大きなトラブルに
巻き込まれます。
言語が分からない国で
スリに会って無一文になってしまうのです。
お金がなくては
目標地点であるピラミッドに
たどり着けないので
少年は必死に仕事を探します。
そして、ダイヤモンドを売る仕事をしている
おじいさんの手伝いをしてなんとかお金を稼ぎました。
ダイヤモンドを売る仕事の手伝いをする
過程で少年はモノを売るスキルを
身につけました。
そして、羊飼いをしていた時よりも
裕福になります。
少年はダイヤモンドを売る仕事を続けて
裕福にその街で暮らすこともできました。
ですが、夢に向かうためその街を離れることを決めます。
その中で少年はこのように考えます。
自分にはモノを売るスキルが宿ったから
今後の旅で無一文になっても稼げると。
この少年の考えはスキルや経験は
自分の中に一生宿って役に立ってくれる
ということを改めて教えてくれました。
私はオーストラリアに交換留学をしました。
そこで、たくさんの新しい出会いや経験をすることができました。
そこで培ったスキルや経験は一生ものになることを確信しています。
一番大きいのは考え方が変わることかなと思います。
考え方が変わると行動が変わるからです。
価値があるのは夢の過程
少年はピラミッドを目指す過程で
様々な素敵な出会いを繰り返します。
読み終わった後に
夢や目標は達成すること自体に
価値や成長があるのではなくて
夢や目標に向けて進んでいる過程にこそ
価値や成長があるのだと感じました。
夢や目標は目印にすぎません。
夢や目標があるのは素敵な事ですが、
一番素敵なことはそれに向かって一歩踏み出すことだと気付きました。
これまで、目標を立ててそれを上手く達成できなかったとき落ち込むこともありました。
ですが、そんな時でも自分がこれまで目標に向かって歩んできた過程を褒めようと感じました。
人は実績や結果で判断してしまうものですが
それまでの過程を褒められる人間になりたい
とも思います。
成功の反対は失敗ではなく
最初の一歩を踏み出さないことだと思いました。
成長を目指すには何かを捨てなければいけない
これは残酷な事ですが真実だなと感じます。
少年は旅に出る代償として
最初は長年可愛がっていた羊たちを
一匹残らず売ることになります。
また、ダイヤモンドを売る仕事で
富を築いたあとに旅を続けるシーンでは
「安定」を捨てています。
私自身何かを手に入れるには
何かを捨てる必要があるということを
何度も体験しました。
私が交換留学を目指すとき
ゲームをする時間や
休日に友達と遊ぶ時間を
一時的に捨てました。
その間は楽しそうに
遊んでいる友人を羨ましく思う事もありました。
しかし、一時的にそれらを捨てることで
自分が変化・成長する時間が生まれ、
結果的に留学行きを決めることができました。
ゲームや友達と遊ぶことを
その期間も続けていたら、
おそらく交換留学には行けなかったでしょう。
逆に失敗した例としては
一度にたくさんのことをこなそう
としたことです。
私はやりたいことがたくさんある派なので
一度にやってしまおうという考えが出てきます。
一度、英語、中国語、プログラミング、遊びを
全部同時並行してやろうと躍起になって
いるときがありましたが上手くいきませんでした。
一見充実しているように見えますが
どれも中途半端になり、
結局目に見えるような成果が出せませんでした。
成果が出ないとやっててつまらないし、
なにやってたんだろという気持ちになります。
自分が今何を最優先としているかを
決めて順番にこなしていくのが
遠回りなようで一番確実で早い方法だな
というのを経験から悟りました。
だから、自分にとって大事なものが
何かが決まっていることはとても大切だと思います。
まとめ
この本は私に色々な教訓を与えました。
上手くいくことばかりではありませんが
これからも自分の価値観を大切にしようと思います。
私は新しいことをするのが好きなので
少しずつでもチャレンジを続けていきたいです。
コメント